産前産後訪問支援員講座受講しました
2015年10月27日
私は、訪問を専門にしたセラピストになるということを初めから決めて
アロマセラピーの勉強を始めました。
40歳を目前にでした。
今や定年を迎えていくつになっても好きな仕事に邁進していらっしゃる方がたくさんいらっしゃいます。
それに続けとばかりに、ただこれという道をゆっくり歩いてきました。
アロマテラピーと言う幾千年という昔から伝えられてきた先人の叡知と植物の恵みを学び、
人の体や心の神秘をわずかな時間でわかるということはできません。
人に出会い触れるという前に、私というものに対してまず大丈夫だと思えるまでにも時間がかかりました。
キツツキという屋号に込めたノックするという行為を常に自分にしてきたつもりです。
今の言葉どう思う?大丈夫?・・・大丈夫?・・・
訪問を必要にされている方に出会う、見つけて声をかけることはとても難しいことです。
見つけてほしい誰かにと思っていても、そんな方は家と言うシェルターに見つからないように心閉ざしていることが多いです。
私もでした。
小さな小さな世界をより小さくし苦しんでいく。
こんにちは赤ちゃん事業と言うのがあります。
保健師さんが出産間もないお母さんと赤ちゃんを訪問されます。
その時、支援が必要と思われたお母さんに必要なサービスや、サポートがされます。
常々、その中に入れないものかと思っていたら、
京都府の実施で、京都助産師会と働きたいおんなたちのネットワークに委託された事業で
妊娠から子育てまでの包括支援対策として、産前産後のケア専門員と訪問支援員の養成講座が開かれ
広く保健師以外の直接的な支援が行えます。沐浴や掃除や、料理や、買い物や、話し相手や何でも。
産前産後のお母さんたちのためのホームヘルパー。
4日間各5時間のこの講座の中で、繰り返し何度も自分の出産子育て、またそれ以前の自分の育ちや、
すべての思いつくつまずきの振りかえりと如何にして肉体的な疲労やホルモンバランス、心のバランスを崩すまでに至ったか
その時々を思い返しながら、これは私に起こったことで誰かにそのまま当てはまることではないけれど
誰もが落ちる可能性の穴だったと納得できました。
また、様々なケース、もしこの場面で何らかの支援がされていたら、
誰かが見つけてあげていたら、もし誰かに助けてと言えていたらと
助けがほしいと言っていいんだと思えていたら。
私と言う個人が、押しかけで警戒されずに訪問するのは難しいことです。
誰かのためにと何かしようものなら、あなたのご事業の潤った中でやっていただけるのですか?と言われます。
残念ながら、私にはその気持ちばかりで金銭的な潤ったものはありません。
少しずつですが、小さな出会いを増やしつつ、
この訪問支援員としていつかの私のようなお母さんを増やさない、
あなたらしさを思い出して、お母さんになったあなたも大丈夫と言える答えを一緒に探したいです。
支援が必要と保健師さんたちに見つけてもらえる人。
またその時に必要でなくとも子育て、お母さん業はまだまだ続きます。もっと後で支援が必要になる人。
大丈夫なふりをしてしまう人。(私)
助けてって言ってもいい。
小さな助けての声も見つけられたらいいなあと思います。
助けてと言ってもらえるって、うれしいことなんだと
誰もがその人らしくいられる姿と一緒にいれるって素晴らしいことなんだと私が私になっていくことで思います。
キツツキは、どんな人とのどんな事業にも関わりあっていけるのではと、いろんな子育て家庭支援に向き合っていきたいです。
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