体、今私たちがある不思議
2015年3月29日
春の雨。
雨の湿気が、また香りを濃く運んできます。
新しい本を借りなおすために図書館へ。
たくさんの本棚から選ぶ楽しみ、本から選ばれているようにも感じる出会い。
今日向かった本棚は子供向けの図鑑。
動物、昆虫、植物図鑑が大好きな子らですが、私の目的は人体や解剖、細胞学を子供向けに
やさしい言葉と図解がされている図鑑です。
体の成り立ち、仕組みなどを理解し、体に触らせていただいている私たちセラピスト。
私たちは体を知り学ぶことに限りがありません。
いつも神秘です。
体を形作っている細胞の一つ一つの集合体が繰り返している破壊と生成は
命尽きるまでのとても愛おしい営み。
文字ばかりの参考書や説明文だけではイメージしにくく、難しすぎて
覚えなければ・・・となってしまいますが
図鑑は体をより身近に感じる良い教本です。
そして、中村桂子さんの著書を選びます。
20年前、JT生命誌研究館開館当初以来、ずうっと館長の中村桂子先生を尊敬していて
新聞に寄せられている書評までも楽しみに
書籍や、研究館の季刊誌を愛読しています。
35億年もの長い時間の中に繰り広げられてきた生き物たち、
私たちがこの世にある不思議さがいつも誠実な言葉で語られています。
体、ひと、自然に向き合う時、
その時間や螺旋のゲノムの世界、長大な創造の過程を旅する気持ちになります。
書店、図書館は素敵です。
生活を楽しむ料理の本、手芸の本。
心をなぐさめ、逃避させ、力を奮い立たせる本。
情報を与え不安を解消してくれる本。
知へのふくらみ、好奇心を育ててくれる本。
夢や想像が栄養になる本。
健康本もたくさんあります。
懐かしいものから新しいものまで。
飽きたらとっかえひっかえ、一途に一筋もいいんです。
35億年もの時間の果てにいる私たち誰もが、健康に幸せに生きたい。
その答えの一つに私はアロマテラピーと出会いました。
「植物の、精油の力を信じて。」
と言う、母校JEAギル校長の言葉を私も信じて
植物の生命誌にも思いを馳せて、自然療法以上のアロマテラピーを目指します。
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